中国の詩人。本名章(しょうしょ)。浙江(せっこう/チョーチヤン)省海寧硤石(こうせき)の人。滬江(ここう)大学、北京(ペキン)大学などを経てアメリカとイギリスとに留学し政治学、経済学を学んだが、ケンブリッジ大学在学中から文学に志す。1922年帰国。北京大学、清華大学などの教授を歴任。この間北京で聞一多(ぶんいった)らとともに新月社を設立。26年北京で『晨報(しんぽう)』の副刊として『詩鐫(しせん)』を創刊、新しい格律詩の創造を提唱し、新詩運動に一時期を画した。タゴールに心酔、26年には彼を中国に招いた。28年『新月』月刊を創刊、主義や党派に反対して「健康と尊厳」を唱え、文壇のブルジョア派とみなされて革命文学派と対立したが、31年飛行機事故で急死。詩集に『志摩の詩』『翡冷翠(フィレンツェ)の一夜』などがあり、理想主義的な情熱と新しい形式美によって一世を風靡(ふうび)した。
[伊藤虎丸]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
…25年帰国。徐志摩(1896‐1931)らと《詩》《新月》《詩刊》などを編集。28年の詩集《死水》は詩壇文壇に大きな反響をよんだ。…
※「徐志摩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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