デジタル大辞泉 「徒事」の意味・読み・例文・類語
あだ‐ごと【▽徒事】
「はかなき―をも、まことの大事をも」〈源・帚木〉
2 無意味なこと。むだなこと。
「さればとて勧むる
いたずら‐ごと〔いたづら‐〕【▽徒事】
「―のみ思ひ続けられて」〈有明の別・二〉
2 みだらなこと。
「恋の部とて五巻まで多かるは、―のつつしみなきなり」〈読・春雨・海賊〉
3 根拠のないこと。
「男は胸に知恵なくして心に知恵深しと云ふは、―なり」〈仮・夫婦宗論〉
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...