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心音 シンオン

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デジタル大辞泉の解説

しん‐おん【心音】

心臓が鼓動するときに、心臓の弁の閉鎖などによって生じる音。

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百科事典マイペディアの解説

心音【しんおん】

心臓の収縮・拡張の際に発する音。胸壁に耳や聴診器をあてて聴取する。正常心音は心室収縮期の始まりに起こる低くて長い第I音(毎秒60サイクル前後)と心室拡張期の始まりに起こる高くて短い第II音(毎秒100サイクル前後)とがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

しんおん【心音 heart sound】

心臓が発する音を検者が聴いたり,記録したりしたものをいう。このとき心音が高まっていると被検者には鼓動としてドキッドキッと感ずる。心音を聴取する装置を心音計,記録紙上に表示したものを心音図という。心臓が発する音には持続時間が約0.1秒と比較的短いものと,持続時間の長いものの2種類がある。広義の心音にはこの2種が含まれるが,狭義に心音といえば前者のみをさし,後者は心雑音heart murmurといって,区別される。

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大辞林 第三版の解説

しんおん【心音】

心臓の搏動により生じる音。心室の収縮・弛緩に伴って反復して発する。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

心音
しんおん

心臓は拍動に伴う弁の開閉や血流の状態の変化によって振動を生じるが、この振動は胸壁上から聴取することが可能である。これを心音という。心音は物理学的には雑音であり、さまざまな周波数成分を含むが、主として500ヘルツ以下の低周波数成分からなっている。心音は持続時間が短く、人間の耳で聴くと単一な音として聴取され、弁膜症などのときに聞こえる持続時間の長い心雑音と区別される。人間の耳の感度は500~5000ヘルツの音に対して良好であるため、心音聴取は人間の耳にとっては不利な条件下にある。これを補うための道具としてさまざまな型の聴診器が用いられている。聴診器で心音を聴取する際には、各弁膜の音の区別が容易、かつ音響エネルギー損失のもっとも少ない点として、次の四つの領域が用いられている。すなわち、(1)大動脈領域(第2肋間(ろっかん)胸骨右縁)、(2)肺動脈領域(第2肋間胸骨左縁)、(3)三尖弁(さんせんべん)領域(胸骨下端部)、(4)僧帽弁領域(心尖部)である。ただし、これらの領域は、かならずしも解剖学的な位置とは一致していない。
 正常である場合は、1心周期に2個の心音、すなわち心室収縮期の初めに生じる音と、心室収縮期の終わりに生じる音が聴取される。音は房室弁が閉鎖する際に生じる音で、比較的高調の主節と、その前後の低調な前節・後節の3成分からなる。音は半月弁の閉鎖によって生じ、大動脈弁成分Aと肺動脈弁成分Pの2成分からなる。通常、音は単一の音として聴取されるが、健常者でも音が比較的広く分裂し、APの2成分が分かれて聴取されることがある。この分裂は吸気の終わりに明瞭(めいりょう)となり、呼気時には不明瞭になる。これは呼吸に伴う静脈還流量に起因するもので、呼吸性分裂とよばれる。音、音以外の心音は過剰心音とよばれ、音、音、房室弁開放音、駆出(くしゅつ)音などがあり、多くは病気の際に聴取される。音は、心室が急速に充満する拡張早期に心室壁が振動することによって生じるとされ、正常でも聴取されることがある。とくに若年者に多く、30歳未満では半数以上に認められ、50歳以上では聴取されないといわれている。音は心房収縮に関係した音で心房音ともよばれる。音、音は心不全の際などに高率に聴取される。房室弁開放音は、健常者では聴取されないが、たとえば僧帽弁狭窄(きょうさく)症では、高調で鋭い僧帽弁開放音が聴取される。駆出音は駆出期クリックともよばれ、大動脈または肺動脈の拡張のある場合に、音の直後に聴取される。[真島英信]

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世界大百科事典内の心音の言及

【心臓】より

…狭心症の診断に用いる運動負荷試験のうちエルゴメーターやトレッドミルによる場合は,予測最大心拍数またはその80%くらいに達するまで負荷を行い,心電図変化を評定する。
[心周期と心音,血行動態]
 心臓のポンプ機能の基本となる1回の心拍動(これを心周期という)は,収縮期と拡張期からなる。心周期に伴い左右の心房・心室の容量と内圧には一連の変動が起こり,房室弁・動脈弁が開閉し,心音が発生し,一定量の血液が拍出される(ここで拍出される血液の量を一回心拍出量という)。…

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