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感覚毛 カンカクモウ

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デジタル大辞泉の解説

かんかく‐もう【感覚毛】

外界からの刺激を受容する機能をもつ毛。基部に神経終末が備わっている猫のひげやハエジゴクの葉の毛など。

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大辞林 第三版の解説

かんかくもう【感覚毛】

外界の刺激の受容装置として働く毛の総称。動物ではネコなどのヒゲのように基部に特殊な神経終末をもつものや感覚細胞の毛などで、味覚・嗅覚・触覚・振動覚をつかさどる。ハエジゴクなどの食虫植物の捕虫葉の上面にある毛もこれとみなされる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

感覚毛
かんかくもう

動植物がもつ、受容器としての機能がある毛をいう。哺乳(ほにゅう)類では、ネコのひげのように、顔面に分布する剛毛で、触覚に関与するため触毛ともよぶ。また毛嚢鞘(もうのうしょう)には血液がたまり感覚神経が分布するため、血洞毛ともいう。節足動物ではキチン質の剛毛の内側に感覚神経のついた毛状感覚子が発達し、触覚、振動覚のほかに味覚、嗅覚(きゅうかく)に関係したものもある。また、関節部には感覚毛の密生した毛板があり、関節がどの程度開いた位置にあるかを知る自己受容器となっている。一方、植物では食虫植物(ハエジゴクやムジナモなど)の葉にある毛が同様の機能をもち、昆虫などによる接触刺激を受容する。[村上 彰]

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世界大百科事典内の感覚毛の言及

【毛】より

…ただ一つ,西アフリカ産の両生類ケガエルの胴の両側から大腿部にかけて1列に生えている〈毛〉は角質化した組織ではなく,皮膚の伸び出した生活組織で,えらのように呼吸機能をもつのであろうと考えられている。 特殊な毛としては,口の上にみられるひげ(ネコやネズミのひげ)や目の上の剛毛があるが,これらは毛囊鞘(もうのうしよう)中に血脈洞があり,感覚神経の末端が入りこんで一種の感覚器をなしているので,血洞毛,触毛,感覚毛などと呼ばれる。モグラ類では手首に,コウモリ類では飛膜にもあるが,ヒトにはない。…

【平衡感覚】より

…最下等のクラゲから扁形動物,環形動物,軟体動物,甲殻類まで同一原理によるものが見いだされる。平衡胞は体表などの陥入による胞状の構造で,その内面に有毛受容細胞の繊毛,甲殻類では受容細胞につながるキチン質の毛からなる感覚毛があり,その先端に付着あるいは自由移動する平衡石(耳石)をのせている。この感覚毛と平衡石のある部分を斑(はん)(聴斑)とよぶ。…

※「感覚毛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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