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戸田海市 とだかいいち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

戸田海市
とだかいいち

[生]1873.5.8. 広島
[没]1924.3.5. 京都
経済学者。 1897年東京帝国大学法科大学選科卒業。 99年第四高等学校教授。 1901年京都帝国大学法科大学助教授。 03~06年ドイツなどに留学。 06年京都帝国大学教授。河上肇を同大学に招く一方,関一東京高等商業学校教授を大阪市助役に推した。 19年大阪市の依頼で労働調査事業を指導,包括的な労働調査報告の作成に貢献した。また社会政策学会の有力会員で,治安警察法第 17条の撤廃を主張した。経済理論の分野では各国の生産上の優劣を生産諸要素の比率に求める要素比率論を展開,E.F.ヘクシャーとともにこの学説の創設者の一人。主著『工業経済』 (1910) 。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

戸田海市 とだ-かいいち

1872-1924 明治-大正時代の経済学者。
明治5年5月8日生まれ。四高教授をへて明治39年京都帝大教授。工業経済学,社会政策などの研究で知られる。大正13年3月5日死去。53歳。広島県出身。帝国大学卒。著作に「工業経済」「日本之経済」など。

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世界大百科事典 第2版の解説

とだかいいち【戸田海市】

1872‐1924(明治5‐大正13)
明治・大正期の経済学者。広島県豊田郡豊田村に生まれる。東京帝大法科政治科選科卒。1899年四高教授,1901年京都帝大法科講師,ついで助教授,海外留学後教授。商業経済学,工業経済学を担当し,社会政策も講義した。《合同カルテル及トラスト》《工業経済》(ともに1910),《日本之社会》(1911)等の著書がある。またJ.S.ミルその他の著書を精読し,広い基盤の上に立って,徹底的に考察した。また大正初めの第1次大戦に際しては日本の世界的発展のために種々画策し,日本の紡績業の中国への進出,とくに在華工場(在華紡)の設立は彼の示唆によるものといわれている。

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