長野県北部、戸隠山麓(さんろく)の高原。戸隠連峰や南東の飯縄(いいづな)山などに囲まれた標高約1100メートルの高原で、周囲の土壌が流出し、高原の中心部は湿地帯になっていて、湿地の東部からは鳥居川が流出している。ミズバショウ、トガクシショウマなど多くの植物がみられ、森林植物園もある。また100種以上の野鳥が生息する。古くから山岳信仰の対象であった戸隠山、奥社・中社・宝光社からなる戸隠神社と宿坊の多い集落も戸隠高原の特色となっている。妙高戸隠連山国立公園の一部。長野市から戸隠バードラインで約40分の距離にあり、浅川ループラインも1998年(平成10)の長野冬季オリンピックに合わせて1996年には開通し、アクセスの利便は向上した。また鳥居川沿いに野尻(のじり)湖方面へ通じる周遊道路がある。
[小林寛義]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…飯縄山は鎌倉時代以降修験道の霊地としても名高い。火山のすそ野は広大で,南東部に飯縄高原,北西の戸隠山との間に浸食の進んだ戸隠高原が標高1000m内外に発達する。戸隠高原には,古くから修験道道場として開けた宗教集落戸隠中社,宝光社があって,戸隠神社の門前町をなしている。…
…人口5218(1995)。東を飯縄(いいづな)山,黒姫山,北を戸隠山に囲まれた戸隠高原にあり,北部は冬季の積雪が2mをこえる豪雪地帯である。中社,宝光社は古くから修験道場として知られた戸隠神社の門前町として栄えた。…
※「戸隠高原」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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