(読み)ゼイ

デジタル大辞泉の解説

ぜい【説】[漢字項目]

せつ

せつ【説】

ある物事に対する主義、主張。「新しいをたてる」「御御もっともです」
うわさ。風説。「彼女が結婚したというがある」
漢文の一体。道理を解釈したもの。また、自分の意見を述べたもの。韓愈の「師説」、柳宗元の「捕蛇者説」など。

せつ【説】[漢字項目]

[音]セツ(漢) ゼイ(慣) [訓]とく
学習漢字]4年
〈セツ〉
筋道をときほぐし、わかるように述べる。「説教説得説明説諭演説(えんぜつ)解説講説再説細説詳説力説論説
説き明かす内容。考えを述べる文章。「異説一説学説逆説言説高説自説社説諸説新説俗説珍説定説
はなし。うわさ。「巷説(こうせつ)小説伝説浮説風説流説
〈ゼイ〉他人にといて従わせる。「遊説
[名のり]あき・かぬ・かね・こと・つぐ・とき・のぶ・ひさ

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大辞林 第三版の解説

せつ【説】

ある人の述べた考えや意見。主張。 「新しい-」 「 -が分かれる」
うわさ。評判。風説。 「セジョウノ-/日葡」
漢文の一体。義理を解釈して説き示したもの。また、物事によせて意見を述べたもの。韓愈の「師説」、柳宗元の「捕蛇者説」、蘇軾の「剛説」などが有名。

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精選版 日本国語大辞典の解説

せち【説】

〘名〙 =せつ(説)
※栄花(1028‐92頃)楚王の夢「又あるせちには、御女(むすめ)の君をなんかの大臣にも、との給と聞ゆるは」

せつ【説】

〘名〙
① すじみちを立てて述べられた考え・意見・説明・解釈など。
※中右記‐元永二年(1119)八月二五日「外記進射庭付蔵人奏聞、返給、帰本座、外記置筥、常説雖可返給、付行成大納言説不返給」
※虎明本狂言・武悪(室町末‐近世初)「ごくらくが有と云せつもあり、又なひと云せつも有」 〔易経‐繋辞上〕
② 漢文の一体。理義を解釈し、また、自分の意見を述べたもの。〔文体明弁‐巻四二・説〕
③ うわさ。風説。風評。とりざた。
※太平記(14C後)三九「昨日江州の勢共、合戦の用意にて罷上り候ける由承及候へば、風聞の説、早実にて候けりと信を取て候」

と・く【説】

〘他カ五(四)〙 (「とく(解)」と同語源)
① 物の道理を、ことばをついやして相手にわかるように言い聞かせる。理をわけて話す。さとす。説得する。
※源氏(1001‐14頃)帚木「のりの師の世の理とき聞かせん所の心地するも」
② 物事のなりゆきや事情などを、相手にわかるように説明する。
※地蔵十輪経元慶七年点(883)二「是の如く説(トカ)るる五種の取蘊は」
③ 意味などのわからないところを、ときあかす。解釈して示す。説明する。講釈する。
※書紀(720)推古一四年七月(図書寮本訓)「天皇皇太子を請(まき)て。勝鬘経を講(トカ)令めたまふ。三日にして説竟ぬ」

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