手向山神社(読み)たむけやまじんじゃ

百科事典マイペディアの解説

手向山神社【たむけやまじんじゃ】

奈良市雑司町に鎮座。旧県社。応神天皇・姫大神・仲哀天皇・神功皇后をまつる。もと東大寺八幡宮・手向山八幡宮ともいわれ,東大寺の鎮守神で,749年の創建という。例祭10月5日。多くの唐鞍(からくら)(国宝),舞楽面等を蔵す。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

手向山神社
たむけやまじんじゃ

奈良市雑司(ぞうし)町手向山に鎮座。祭神は、中殿に応神(おうじん)天皇、左殿に比売神(ひめがみ)、右殿に仲哀(ちゅうあい)天皇、神功(じんぐう)皇后を祀(まつ)り、東大寺八幡宮(はちまんぐう)ともいう。745年(天平17)聖武(しょうむ)天皇の発願で東大寺が創建され、751年(天平勝宝3)本尊の盧舎那仏(るしゃなぶつ)を安置する大仏殿が完成していく過程で、749年(天平勝宝1)、大仏造立に神験のあった八幡神を豊前(ぶぜん)(大分県)宇佐より勧請(かんじょう)し、東大寺境内の梨原(なしはら)の地に祀(まつ)ったのが当社の創建。1180年(治承4)平重衡(しげひら)の東大寺焼打ちで焼失した当社は、源頼朝(よりとも)の東大寺再建の際、手向山の麓(ふもと)の現社地に遷(うつ)し造営された。旧県社。社宝のうち唐鞍(からくら)一具は国宝、舞楽面23面、神輿(みこし)、摂社住吉社本殿は国の重要文化財。例祭は10月5日。[白山芳太郎]

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精選版 日本国語大辞典の解説

たむけやま‐じんじゃ【手向山神社】

奈良市雑司町手向山にある神社。旧県社。祭神は応神天皇ほか三柱。天平勝宝元年(七四九)宇佐八幡宮を平城宮の南、梨原に勧請し、東大寺の守護神としたのにはじまる。のち東大寺境内に移されたが、治承四年(一一八〇)焼失、現在地に移る。神輿(しんよ)は東大寺の衆徒がしばしば強訴に用いた。唐鞍(からくら)一具は国宝。手向山八幡宮。東大寺八幡宮。

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