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杵屋正次郎 きねやしょうじろう

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百科事典マイペディアの解説

杵屋正次郎【きねやしょうじろう】

長唄三味線方の芸名。現在6世。3世〔1827-1895〕は幕末から明治にかけ活躍した。《元禄花見踊》《鏡獅子》などの長唄や,多くの下座音楽を作り,3世杵屋勘五郎(11世杵屋六左衛門),2世杵屋勝三郎とともに作曲の三傑と称された。
→関連項目茨木杵屋六三郎筑摩川土蜘/土蜘蛛(演劇)釣狐船弁慶

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

杵屋正次郎
きねやしょうじろう

長唄(ながうた)三味線方。正治郎とも書く。現在まで6世を数えるが、3世がもっとも著名。[渡辺尚子]

初世

(?―1803)2世杵屋六三郎の門弟。『高砂丹前(たかさごたんぜん)』『羽根の禿(かむろ)』『手習子(てならいこ)』などを作曲。[渡辺尚子]

2世

(?―1820)前名彦次郎。1805年(文化2)2世を襲名。『汐汲(しおくみ)』『舌出三番叟(しただしさんばそう)』などを作曲。[渡辺尚子]

3世

(1827―1896)2世の門弟正三郎の実子で、1855年(安政2)3世を襲名。2世勝三郎、3世勘五郎とともに優れた作曲家として名高く、明治の長唄界をリードした。『連獅子(れんじし)』『岸の柳』『元禄(げんろく)花見踊』『土蜘(つちぐも)』『茨木(いばらき)』『鏡獅子(かがみじし)』などの名曲を多数作曲したほか、歌舞伎(かぶき)下座音楽や新しい合方の作曲をも手がけている。明治29年10月31日没。4世(1870―1940)は3世の実子が継ぎ、5世は4世栄蔵(1917―1988)の前名。[渡辺尚子]

6世

(1935―2011)本名古茂田定雄。前名栄慎次から1981年(昭和56)に6世を襲名。[渡辺尚子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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