デジタル大辞泉 「抱え込む」の意味・読み・例文・類語 かかえ‐こ・む〔かかへ‐〕【抱え込む】 [動マ五(四)]1 物をだきかかえるようにして両腕の中に入れる。「大きな荷物を―・む」2 他人にふれさせないように自分の領域内に持ち込む。「極秘の情報を―・む」3 自分の負担になるものを引き受ける。手に余る多くの物事や厄介なことを、自分の身に受け持つ。しょい込む。「難問を―・む」[類語](1)抱く・抱える・抱いだく・抱きかかえる・抱きしめる・抱き合う・抱き付く・抱きすくめる・抱き上げる・抱き起こす・抱き下ろす・抱き寄せる・抱き取る・抱き留める・抱き込む・抱っこ・抱合・抱擁/(3)しょい込む 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「抱え込む」の意味・読み・例文・類語 かかえ‐こ・むかかへ‥【抱込】 〘 他動詞 マ行五(四) 〙① 腕でかこむようにして、からだにつけてしっかり支え持つ。両腕で持つ場合も、片腕で脇の下に持つ場合にもいい、また、比喩的に地形についてもいう。[初出の実例]「小さい藤野さんを小脇に抱へ込んでゐたが」(出典:二筋の血(1908)〈石川啄木〉)② おもに自分が使用するものとして、自分の領域内に持ちこむ。[初出の実例]「小桶を欲張って三つ抱へ込んだ男が」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉七)③ 担当、処理すべきものとして引き受ける。[初出の実例]「仕事は次第に増えてゆき、未処理のものだけでも一人で何十件も抱えこむということになって来ていたのだ」(出典:記念碑(1955)〈堀田善衛〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例