デジタル大辞泉
「拙」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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せつ【拙】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 形動 ) つたないこと。へたなこと。巧者でないこと。また、そのさま。
- [初出の実例]「卒援レ毫不レ揣レ拙」(出典:俳諧・猿蓑(1691)跋)
- 「ヱヱよく他(ひと)のことは難非をいふがおめへの駄じゃれは拙(セツ)だ拙だ」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉七)
- [ 2 ] 〘 代名詞詞 〙 自称。男性が自分をへりくだっていう語。近世の遊里などで、きどった表現として用いられた。
- [初出の実例]「入レ夜九条殿へ参。拙也、口中腫痛之間、頓退出」(出典:慶長日件録‐慶長九年(1604)一二月二〇日)
- 「拙(セツ)も遅参に及んではそ(其)の罪また軽からず」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「拙」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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