デジタル大辞泉 「括り付ける」の意味・読み・例文・類語 くくり‐つ・ける【▽括り付ける】 [動カ下一][文]くくりつ・く[カ下二]ひもなどで他のものに縛りつける。また、比喩的に行動の自由を奪う。「荷物を車の荷台に―・ける」「一週間も一つ所に―・けられなければならない現在の自分」〈漱石・明暗〉[類語]結ぶ・結わえる・縛る・結う・取り結ぶ・縛り付ける・縛り上げる・つなぐ・結い上げる・結わえ付ける・結わく・接はぐ・継ぐ・つなぎ止める・舫もやう・結び付ける・継ぎ合わせる・結び合わせる・接続・連結 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「括り付ける」の意味・読み・例文・類語 くくり‐つ・ける【括付】 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]くくりつ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙① 紐(ひも)などをかけて他のものにしばりつける。結び留める。[初出の実例]「カノ カゴヲ ヲウカメノ ヲサキニ cucuritçuqete(ククリツケテ)」(出典:天草本伊曾保(1593)狼と狐の事)② ( 比喩的に ) 足止めをする。拘束する。[初出の実例]「るすのまの書きだしで、くくりつけられてぢゃ」(出典:新板かわりもんく粋言葉(1818‐30頃))③ 否応なしに押しつけて引き受けさせる。[初出の実例]「布袋腹のねぢ介と壱年馴染み、女の子生んでくくり付、尻腹病まず」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例