括り付ける(読み)ククリツケル

デジタル大辞泉 「括り付ける」の意味・読み・例文・類語

くくり‐つ・ける【括り付ける】

[動カ下一][文]くくりつ・く[カ下二]ひもなどで他のものに縛りつける。また、比喩的に行動の自由を奪う。「荷物を車の荷台に―・ける」
一週間一つ所に―・けられなければならない現在の自分」〈漱石明暗
[類語]結ぶ結わえる縛る結う取り結ぶ縛り付ける縛り上げるつなぐ結い上げる結わえ付ける結わく継ぐつなぎ止めるもや結び付ける継ぎ合わせる結び合わせる接続連結

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精選版 日本国語大辞典 「括り付ける」の意味・読み・例文・類語

くくり‐つ・ける【括付】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]くくりつ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. (ひも)などをかけて他のものにしばりつける。結び留める。
    1. [初出の実例]「カノ カゴヲ ヲウカメノ ヲサキニ cucuritçuqete(ククリツケテ)」(出典:天草本伊曾保(1593)狼と狐の事)
  3. ( 比喩的に ) 足止めをする。拘束する。
    1. [初出の実例]「るすのまの書きだしで、くくりつけられてぢゃ」(出典:新板かわりもんく粋言葉(1818‐30頃))
  4. 否応なしに押しつけて引き受けさせる。
    1. [初出の実例]「布袋腹のねぢ介と壱年馴染み、女の子生んでくくり付、尻腹病まず」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)二)

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