振・偏(読み)ふれる

精選版 日本国語大辞典 「振・偏」の意味・読み・例文・類語

ふ・れる【振・偏】

〘自ラ下一〙 ふ・る 〘自ラ下二〙
① 揺れ動く。「メーターの針がふれる」「体が左右にふれる」
② (思いどおりに振ることができるの意から) 野球で、打つ姿勢タイミングが的確で遠くまで飛ばせるような状態にある。バッティング調子がよい。
③ (偏) 一方にかたよる。正しい方角からはずれる。
本福寺跡書(1560頃)大宮参詣に道幸〈略〉夢相之事「その門徒衆の人御本寺様へ計まいれば、その手次の坊主のこころえふるやうに思召なり」

ふれ【振・偏】

〘名〙 (動詞「ふれる(振)」の連用形名詞化)
① 振れること。
数値方向などの一定基準からのずれ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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