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救急病院 キュウキュウビョウイン

デジタル大辞泉の解説

きゅうきゅう‐びょういん〔キウキフビヤウヰン〕【救急病院】

救急隊によって搬送される傷病者に、緊急な医療活動を行える態勢をもつ病院。都道府県知事により告示。

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百科事典マイペディアの解説

救急病院【きゅうきゅうびょういん】

消防法に規定する救急隊により搬送される傷病者の医療を担当する病院(診療所を含む)。厚生省令の次の基準により都道府県知事が認可する。1.事故による傷病者の医療につき相当の知識・経験を有する医師が常時診療に従事していること。

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世界大百科事典 第2版の解説

きゅうきゅうびょういん【救急病院】

救急車で搬送される傷病者の医療を担当する病院。診療所の場合は救急診療所という。1964年の厚生省令によって,それまで消防機関によって〈指定〉されていた指定制度(救急指定病院)から,任意の申出にもとづき都道府県知事が告示をする任意申出制度へと改定された。申出にあたっては,その病院が,事故による傷病者に関する医療についての知識・経験を有する医師が常時医療に従事していること,手術室や病室など必要な医療設備を有していること,救急隊の傷病者搬送に便利な場所にあること,などの条件がつけられている。

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大辞林 第三版の解説

きゅうきゅうびょういん【救急病院】

急病人や急な負傷者などの診療を行う病院。厚生省令にもとづき、都道府県知事が告示する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

救急病院
きゅうきゅうびょういん

救急病院(救急告示病院)とは、消防法により定められた救急隊によって搬送される傷病者の医療を担当する病院で、以下の四つの基準に該当し、その開設者から都道府県知事に対して救急業務に関し協力する旨の申し出のあったものである(救急病院等を定める厚生労働省令。2007年3月改正)。
(1)救急医療について相当の知識および経験を有する医師が常時診療に従事していること。
(2)X線装置、心電計、輸血および輸液のための設備その他救急医療を行うために必要な施設および設備を有すること。
(3)救急隊による傷病者の搬送に容易な場所に所在し、かつ、傷病者の搬入に適した構造設備を有すること。
(4)救急医療を要する傷病者のための専用病床または当該傷病者のために優先的に使用される病床を有すること。
 救急告示病院数は、2009年(平成21)4月1日の時点で、全国で3938施設である(平成21年版消防白書)。
 救急医療体制は、初期、二次、三次救急医療機関の機能分担に基づき構築されている。初期救急(一次救急)は、入院を必要としない患者を対象とするものであり、休日夜間急患センターや在宅当番医などが担当している。二次救急は入院治療を必要とする患者を対象とするものであり、病院群輪番制病院や共同利用型病院などが担当している。三次救急は、二次では対応できない複数の診療科領域にわたる重篤な救急患者に対し、高度な医療を総合的に提供するものであり、救命救急センターなどが担当している。
 救急告示制度は、小児救急医療体制の再構築や救命救急センターの類型化、および医療機関の機能分化にあわせた医療連携体制の再構築の必要性などに伴い、見直しが検討されている。また、2006年くらいから、医師不足などの理由で、傷病者を受け入れる医療機関が速やかに決まらない事案(受入医療機関の選定困難事案)が各地で発生しており、救急医療体制の充実が課題となっている。[前田幸宏]

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