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文苑英華 ぶんえんえいがWen-yuan ying-hua

5件 の用語解説(文苑英華の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

文苑英華
ぶんえんえいが
Wen-yuan ying-hua

中国の詩文選集。北宋初の李 昉 (りほう) らの編。 1000巻。雍煕4 (987) 年成立。宋初には太宗の勅命によって,唐代までの文化遺産集大成する書物の編纂事業が行われたが,本書はそのうちの一つで,『太平御覧』『太平広記』『冊府元亀』とともに宋四大書をなす。

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デジタル大辞泉の解説

ぶんえんえいが〔ブンヱンエイグワ〕【文苑英華】

中国の詩文集。1000巻。宋の太宗の命をうけて982年、李昉(りほう)・宋白らが編纂(へんさん)。「文選(もんぜん)」の体裁にならい、梁末から唐代までの名詩文を文体ごとに集めたもの。

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶんえんえいが【文苑英華 Wén yuàn yīng huá】

中国,六朝梁末から晩唐五代に至る詩文の精華を集大成した書。北宋の太宗は唐末五代の戦乱で散逸した文献の整理収集につとめ,李昉(りほう)らに命じて《太平御覧》1000巻,《太平広記》500巻を編纂させるとともに,梁の昭明太子編《文選》30巻の後を継ぐものとして,ほぼ同じ体例のもとに,主として唐代の作者2200人,詩文2万編近くを選んで38類,1000巻にまとめさせた。987年,わずか4年余で完成させたこともあって,杜撰な部分を含むが,今日では滅びてしまった文集も多く,本書によって作品を残すことのできた文学者も少なくない

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大辞林 第三版の解説

ぶんえんえいが【文苑英華】

中国の文集。一〇〇〇巻。宋そうの太宗の勅命を受けて李昉りぼうらが編集し、987年完成。梁りよう末から唐末に至る名詩文を「文選もんぜん」にならって集録。宋四大書の一。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

文苑英華
ぶんえんえいが

中国、宋(そう)初、982年(太平興国7)太宗(たいそう)が「太平」の文飾のために命じた詞華集。1000巻。宋白らによって始められ、編集者が交代しつつ、かなりの年月を費やして終了した。書名は梁(りょう)の蕭統(しょうとう)の『詩苑英華』に倣い、内容は蕭氏の『文選(もんぜん)』に続くものとし、梁陳から唐五代にわたる詩文の精華を収載すべく企図された。ただ結果的には選択が唐代に深く傾斜し、網羅の方向にも揺れ、文学的立場が薄れた。のち長く写本で伝えられて錯誤が生じたから、南宋の周必大(しゅうひつだい)(1126―1204)の下で彭叔夏(ほうしゅくか)らが校正した。ここに唐末集本を承(う)ける宋初の本文や、北宋末に失われた詩文を存する、たぐい少ない資料的意義が明らかとなった。明(みん)代に胡維新(こいしん)が翻刻したが、その拠(よ)るところが周氏刊本の抄写であったので、原刊の諸巻を含む北京(ペキン)中華書局印本がやや優れている。わが国では、胡刻に先んずる明初写本が諸機関に蔵せられ、胡本の錯誤を正すよすがを得ることができる。[花房英樹]

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世界大百科事典内の文苑英華の言及

【歌行】より

…〈――歌〉とか〈――行〉という題が多いので,この名がある。詩の分類にこの一類を立てる選集は宋初(987)に成った《文苑英華》がおそらく最も早い。以下それによってこの体の性格を考えよう。…

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