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日本紀講筵 にほんぎこうえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

日本紀講筵
にほんぎこうえん

平安時代前期に朝廷で行われた『日本書紀』の講読。『書紀』の講読は養老5 (721) 年以来行われたが,平安時代になってからは,弘仁3 (812) 年,承和6 (839) 年,元慶2 (878) 年,延喜4 (904) 年,承平6 (936) 年,康保2 (965) 年などに行われた。講筵には宣旨によって博士らが定められ,大臣以下列座のもとに行われる。講読が終ると,竟宴 (きょうえん) があり,『書紀』に登場する人物などを題として和歌を詠じた。これを日本紀竟宴和歌という。

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世界大百科事典 第2版の解説

にほんぎこうえん【日本紀講筵】

主として平安時代前期に,数回にわたり宮廷で公式の行事として行われた《日本書紀》の講読・研究の会。《釈日本紀》開題に引く〈康保二年外記勘申〉によれば,養老5年(721),弘仁3‐4年(812‐813),承和10‐11年(843‐844),元慶2‐5年(878‐881),延喜4‐6年(904‐906),承平6‐天慶6年(936‐943),および康保2年(965)以後に行われたが,そのうち養老度は完成した《書紀》の披露のためとみられ,弘仁以後が講究を主とするもので,元慶度に至って形式・内容ともにほぼ完成の域に達し,承平度から熱意が薄れて衰退に向かった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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