旭硝子[株](読み)あさひガラス

百科事典マイペディアの解説

旭硝子[株]【あさひガラス】

三菱系のガラス・化学メーカー。板ガラス・ブラウン管・自動車ガラスの分野で業界トップ。1907年岩崎俊弥三菱財閥4代岩崎小弥太の実弟)が旭硝子を設立。日本で初めて板ガラスの工業化に成功。1944年日本化成工業(現三菱化学)に合併され,三菱化成工業と改称。1950年同社を3分割し,旭硝子として再発足。化学品・ファインセラミックスや,電子等ハイテク部門にも事業展開。海外生産,海外企業買収にも積極的。薄型テレビの市場拡大などで液晶・PDP向け基板が好調。本社東京,工場尼崎,北九州,横浜ほか。2011年資本金908億円,2011年3月期売上高1兆2146億円。売上構成(%)は,ガラス46,電子32,化学品20,その他3。
→関連項目ガラス工業日本板硝子[株]

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世界大百科事典 第2版の解説

あさひガラス【旭硝子[株]】

日本最大のガラス・メーカー。三菱系。1907年9月,岩崎俊弥(岩崎弥太郎の弟弥之助の次男)により旭硝子(株)の名称で兵庫県尼崎に創立された。ベルギーから手吹式円筒法の技術を導入して09年尼崎工場(現,関西工場)を建設,日本初の窓ガラス生産に成功した。第1次大戦の影響による耐火煉瓦およびソーダ灰の入手難に際し,それぞれ16年,17年に初の国産化に成功。こうして,板ガラスのほか,高熱工業の基礎資材として不可欠の耐火炉材,化学工業の基礎原料であるソーダという経営の柱となる3部門が築かれた。

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世界大百科事典内の旭硝子[株]の言及

【ガラス工業】より

…ガラス,ガラス製品製造業の出荷額は窯業,土石製造業の約15%を占め,製品形態別に,板ガラス工業,ガラス製品工業,ガラス繊維工業の三つに大別される。
[板ガラス工業]
 大規模な溶融窯で昼夜連続操業を行う典型的な装置産業で,このため欧米各国とも企業数は少なく,日本でも,販売シェア順で旭硝子(あさひガラス),日本板硝子,セントラル硝子(1959進出)の3社寡占状態になっている。日本で最初に板ガラスを生産したのは1907年設立の旭硝子で,手吹き円筒法が用いられた。…

※「旭硝子[株]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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