景気ウオッチャー調査(読み)ケイキウオッチャーチョウサ

デジタル大辞泉 「景気ウオッチャー調査」の意味・読み・例文・類語

けいきウオッチャー‐ちょうさ〔‐テウサ〕【景気ウオッチャー調査】

内閣府が行う、景気に関する月次調査。全国を11地域に分け、仕事を通じて景気の動向を観察できる人々(景気ウオッチャー)から景況感を聞き取る。景気ウオッチャーは、3か月前と比べたその時点の景気と、2~3か月後の景気の予測を、良いから悪いまでの5段階で答え、これに基づいて現状判断DI先行き判断DI集計・発表される。街角景況感
[補説]景気ウオッチャーは、コンビニエンスストア店長・タクシー運転手・農林水産業従事者・製造業経営者・人材派遣会社社員など幅広い業種・職種から約2000人が選ばれる。

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知恵蔵 「景気ウオッチャー調査」の解説

景気ウオッチャー調査

既存統計による景気動向把握を補完する目的で、経済企画庁(現・内閣府)が2000年1月から開始したヒアリング調査。全国2050人の景気ウオッチャーの景気判断(今月の景気はよいか悪いか、3カ月前に比べ景気はよくなっているか悪くなっているか、など)に基づき作成される。景気ウオッチャーとは当局から委嘱された百貨店の売り場主任、ホテルスタッフ、タクシー運転手など、景気に敏感な現場で働く人々。調査結果は毎月翌月の8日頃に発表される。

(本庄真 大和総研監査役 / 2007年)

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