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最高人民会議

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

最高人民会議

北朝鮮の国会にあたり、現在の代議員は687人。任期は5年。憲法や法律の改正、国防委員会のメンバーや首相の選出、予算やその執行状況に関する報告・承認などの役割がある。ただ、議案は指導部が決めており、満場一致で可決され、事実上の追認機関となっている。故金正日(キム・ジョンイル)総書記時代には開催されない時期もあったが、最近は年に1、2回開催されている。会期は通常1日。休会中は最高人民会議常任委員会がその役割を担う。

(2014-04-10 朝日新聞 朝刊 1外報)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

最高人民会議
さいこうじんみんかいぎ

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の最高主権機関、立法機関。1948年の同国樹立に伴って設置された。2012年に改正された現行憲法によれば、国民投票によって選任された代議員(任期5年)により構成される。代議員の選挙は任期終了前に行われるが、それができない場合は任期が延長される。2014年時点の代議員は第13期代議員で、同年3月に選出され、総数は687人である。最高人民会議の任務は、憲法改正、法律にあたる部門法の制定、対外政策の基本原則の樹立、予算の承認のほか、国防委員長はじめ国防委員会の主要ポストの任命・指名などである。2014年4月に開催された最高人民会議第13期第1回会議では、金正恩(きんしょうおん/キムジョンウン)(1983― )第一書記を改めて国防委員会第一委員長に推戴(すいたい)した。
 憲法上、議案を提出できるのは国防委員長などの指導部や代議員とされているが、実際に提出するのは指導部だけである。採決は出席者の挙手で行われ、法案は過半数、憲法改正案は3分の2以上の賛成があった場合に採択されるが、実際は満場一致である。会議は最高人民会議常任委員会の招集によって年1~2回開催される定期会議と、議員の要請でも開催できる臨時会議からなる。会期は通常1日である。
 最高人民会議常任委員会は1948年の第1期第1回会議で設置された。2014年時点で、同委員会委員長は金永南(きんえいなん/キムヨンナム)(1928― )である。委員長は国家を代表して外国使節の信任状や召喚状を接受する権能を有しており、対外的には国家元首の役割を務める。最高人民会議常任委員会は、1972年に一度廃止されて最高人民会議常設会議となったが、1998年に復活した。同委員会は、最高人民会議休会中、最高主権機関として立法権を行使するほか、最高人民会議代議員選挙のための事業を行い、憲法や部門法の解釈権、勲章などの授与権、大赦権、行政区域の新設・変更権など幅広い権能を有する。[武井 一]

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