月旦評(読み)ゲッタンヒョウ

デジタル大辞泉 「月旦評」の意味・読み・例文・類語

げったん‐ひょう〔‐ヒヤウ〕【月旦評】

《後漢の許劭きょしょうが、毎月の1日に郷里人物批評をしたという、「後漢書許劭伝の故事から》人物について論評すること。品定め。
[類語]論評批評評論批判評価講評評語総評概評短評寸評合評時評時論高評酷評劇評書評選評コメント

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精選版 日本国語大辞典 「月旦評」の意味・読み・例文・類語

げったん‐ひょう‥ヒャウ【月旦評】

  1. 〘 名詞 〙 ( 後漢の許劭(きょしょう)従兄の靖と郷里の人々の人物評をし、毎月朔日(ついたち)品題を変えたという、「後漢書‐許劭伝」の故事から ) 人物を論評すること。人物評。しなさだめ。月旦。
    1. [初出の実例]「せりふざれ歌、月旦評(ゲッタンヒョウ)のなのり、そに至るまで」(出典:歌舞妓年代記(1811‐15)凡例)

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世界大百科事典(旧版)内の月旦評の言及

【月旦】より

…語の本来の意味は,毎月の朔(ついたち)のこと。後漢末,汝南(河南省汝南県)の許劭が従兄の許靖と毎月朔に郷党の人物を品評,月旦評とよばれたことから人物批評を意味する。後漢中期より宦官一派が政権を壟断(ろうだん),儒家の士大夫から批判がおこった。…

※「月旦評」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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