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木庵性瑫 モクアンショウトウ

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デジタル大辞泉の解説

もくあん‐しょうとう〔‐シヤウタウ〕【木庵性瑫】

[1611~1684]中国、明の黄檗(おうばく)宗の僧。泉州の人。師の隠元に続いて明暦元年(1655)来日、宇治の黄檗山万福寺第2世を継いだ。また多くの寺を創建。勅号は慧明国師

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

木庵性瑫 もくあん-しょうとう

1611-1684 明(みん)(中国)の僧。
万暦39年2月3日生まれ。黄檗(おうばく)宗。隠元隆琦(いんげん-りゅうき)の法をつぐ。明暦元年(1655)に来日して師を補佐,万福寺2世となる。江戸瑞聖(ずいしょう)寺などの開山(かいさん)。おおくの語録をのこし,書は隠元,即非如一(そくひ-にょいち)とともに黄檗三筆と称される。天和(てんな)4年1月20日死去。74歳。諡号(しごう)は慧明国師。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

木庵性
もくあんしょうとう
(1611―1684)

黄檗(おうばく)宗の禅僧。明(みん)の福建省の生まれ。隠元隆(いんげんりゅうき)の法を嗣(つ)いだ。1655年(明暦1)来朝し長崎福済(ふくさい)寺に住したが、のち隠元の宇治黄檗山万福寺の開創を助け、64年(寛文4)隠元の退院に伴い、万福寺第2世となった。在住中に黄檗山伽藍(がらん)の造営を完成し、将軍徳川家綱(いえつな)、大名、旗本、上層商人などの帰依(きえ)を得、江戸・白金(しろがね)の瑞聖寺(ずいしょうじ)等の開山に招かれ、黄檗戒壇(かいだん)で多くの受戒者を集めた。80年(延宝8)黄檗山を退院し、天和(てんな)4年正月20日74歳で示寂。木庵十哲以下の嗣法の弟子五十余名。多くの語録を残し、書は、隠元、即非如一(そくひにょいち)とともに黄檗の三筆と珍重される。[菅原昭英]

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世界大百科事典内の木庵性瑫の言及

【黄檗宗】より

…1722年(享保7)の〈黄檗宗法度〉には〈黄檗派〉あるいは〈黄檗衆〉の名称が見え,〈近年宗門広まり候〉と,この期には教団が大きく拡大されていることが知られるが,45年(延享2)の末寺数は,51ヵ国に897ヵ寺を数えていて地方教線拡張のあともみとめられる。この宗勢の拡大は,とくに檗門の二甘露門と称される,万福寺2世で江戸に瑞聖寺を開創した木庵性瑫,豊前に福聚寺を開いた即非如一や,隠元の法孫で万福寺5世の高泉性潡(こうせんしようとん)の中興などによるところが大きいが,その他数多くの黄檗僧が世に出て活躍し,諸藩大名の支持を得た結果でもある。その黄檗宗の禅僧は法系的に大きく紫雲派,広寿派,竜興派,獅子林派,東林派,華蔵派,漢松派,万松派,直指派,海福派,仏国派の11派に分けられ,そのうち木庵の紫雲派は万寿下,長松下など12派に分派しているのをはじめ,獅子林派は7派,仏国派は3派,漢松派,広寿派はおのおの2派に分派していて,黄檗宗は32派によって構成されている。…

【禅宗美術】より

…江戸時代初期に渡来した黄檗(おうばく)宗も臨済宗の一派であるが,ラマ教などの影響が顕著で,宇治の万福寺天王殿にみられる濃厚華麗な造形感覚を特色とする。隠元隆琦(りゆうき),木庵性瑫(しようとう)(1611‐68)の画像と書画は従来の日本禅宗美術に比していっそう大陸的で,近世美術の展開に及ぼした影響は大きい(黄檗美術)。禅画墨跡【衛藤 駿】。…

【万福寺】より

…堂宇建立にあたっては将軍徳川家綱が白金2万両を施入したのをはじめ,酒井忠勝が金1000両,貿易商の長崎屋四郎右衛門が材木を寄進して,西方丈が1661年,法堂はその翌年におのおの竣工している。64年隠元についで第2世となった木庵性瑫(もくあんしようとう)が諸堂宇建立に力を尽くし,大雄宝殿(本堂),天王殿が68年に建立されている。第5世高泉性潡(こうせんしようとん)の時代に伽藍が完備され,チーク材による中国風の建築様式をもつ特色のある禅寺となると同時に,儀礼作法や言動,長髪長爪の様相に至るまでのすべてが中国の風習によった。…

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