デジタル大辞泉 「校合」の意味・読み・例文・類語 きょう‐ごう〔ケウガフ〕【▽校合/×挍合】 [名](スル)2種以上の写本・刊本などを比べ合わせて、本文の異同を確かめたり誤りを正したりすること。校書こうしょ・きょうしょ。こうごう。[類語]改訂・訂正・修訂・勘校・校閲・校正・校異・直す こう‐ごう〔カウガフ〕【校合】 [名](スル)⇒きょうごう(校合) 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「校合」の意味・読み・例文・類語 きょう‐ごうケウガフ【校合・挍合】 〘 名詞 〙 ( 「きょう(けう)」は「校」の呉音 )① 写本、刊本などの文字その他の記載事項の相違を、他の本と照らし合わせなどして記録すること、また、訂正したり異同を書き記したりすること。校正(きょうせい)。こうごう。[初出の実例]「付二蔵人隆光一令レ奏二貞信公表一巻一、是去年所二下給一、与二家書一校合也」(出典:権記‐長保四年(1002)三月二三日)「一切経を書写せられき。これを校合(ケウガフ)のために智者学生たらん僧を崛請(くちしゃう)あるべしと」(出典:口伝鈔(1331)上)② 活字に組んで仮に刷ったものを、原稿と照らし合わせてその誤りを訂正すること。校正(こうせい)。こうごう。〔新しき用語の泉(1921)〕 こう‐ごうカウガフ【校合】 〘 名詞 〙 =きょうごう(校合) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
図書館情報学用語辞典 第5版 「校合」の解説 校合 (1)「きょうごう」と読む.写本の本文の異同,既出の刊本の本文の異同,そして特に初期刊本の同一版内での本文の異同を比較,記述する作業.初期刊本には異本が多く見られ,刊本といえども同じかどうかはまさに校合してみなければわからない.(2)判型や折丁の構成や落丁の有無など,本の物理的な仕立てを調べて記述すること. 出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報 Sponserd by