核医学(読み)かくいがく(英語表記)nuclear medicine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「核医学」の解説

核医学
かくいがく
nuclear medicine

非密封放射性同位元素あるいは放射性医薬品を用いて,疾患の診断治療を行う医療分野。診断の場合,人体内に投与する方法と,人体外で使用する方法とに分けられる。前者には,無害,短半減期で,体外計測できるような γ 線放出性核種を投与したのち,各種臓器,組織や悪性腫瘍を描画するシンチグラフィーと,動態機能検査 (レノグラムなど) がある。また,血液,尿,糞便などを採取し,その線量測定を行うことにより,循環血液量,赤血球の寿命,ビタミン B12 吸収状態などを知ることもできる。後者は,患者の血清などを用いてすべて試験管中で行う方法で,放射免疫測定法 (ラジオイムノアッセイ) などがある。核医学検査は患者に与える苦痛が少く,安全な方法であるが,放射線障害防止のため,法律に基づいた管理が必要とされる。治療では,131I による甲状腺機能亢進症の治療が代表的である。

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世界大百科事典 第2版「核医学」の解説

かくいがく【核医学 nuclear medicine】

放射性同位体(ラジオアイソトープ,RI略称)を用いて,病気の診断,治療,および疾病の研究を行う医学の一分野。RIの取扱いについて日本では,諸外国に比べ厳しい法的規制がなされているが,1970年代以降のコンピューター技術,放射線計測技術の急速な進歩に伴い核医学の分野も飛躍的な発展を遂げている。核医学診断は,RIのトレーサーとしての利用技術といえるが,大別して,in vivo法(インビボ法,体内計測法)とin vitro法(インビトロ法

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