デジタル大辞泉 「桃源郷」の意味・読み・例文・類語 とうげん‐きょう〔タウゲンキヤウ〕【桃源郷】 《陶淵明「桃花源記」に描かれている桃林に囲まれた平和で豊かな別天地から》俗界を離れた別世界。仙境。理想郷。[類語]別世界・別天地・理想郷・無何有むかうの郷さと・ユートピア・シャングリラ・エルドラド・アルカディア 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「桃源郷」の意味・読み・例文・類語 とうげん‐きょうタウゲンキャウ【桃源郷・桃源境】 〘 名詞 〙 =とうげん(桃源)[ 二 ][初出の実例]「そして遂に見果てなかった芸術の桃源境を歌うように」(出典:金槐集に就いて(1946)〈加藤周一〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「桃源郷」の意味・わかりやすい解説 桃源郷とうげんきょう 世俗を離れた仙郷、別天地。理想郷、ユートピアと同意で、武陵桃源ともいう。中国、東晋(とうしん)の太元年中(376~396)武陵の漁師が舟で川をさかのぼってモモの花が咲きにおう林に迷い込み、林の尽きる水源の奥の洞窟(どうくつ)を抜け出ると、そこには秦(しん)の戦乱を避けてこの地に隠れ住んだ人々が、漢・魏(ぎ)・晋(しん)と数百年にわたって世の中の推移も知らず、平和な別天地での生活を営んでいた、と記す陶淵明(えんめい)の『桃花源記』による。[田所義行] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の桃源郷の言及 【桃源境】より …中国人にとっての地上の楽園または別世界。桃源郷とも書く。晋代の陶潜の《桃花源記》にもとづく。… ※「桃源郷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by