梁山泊(読み)リョウザンパク

百科事典マイペディアの解説

梁山泊【りょうざんぱく】

中国,山東省梁山県の南東,梁山の麓。古来天険の要地として著名。《水滸伝》で林沖,朱貴らの活動がここを根拠として描かれたことから,英雄・豪傑をきどる者の集りをさす。
→関連項目荷沢水滸伝

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とっさの日本語便利帳の解説

梁山泊

梁山は山東省にある山の名。漢代に梁の孝王が遊猟をしたことからこう呼ばれ、山下の沢地を梁山という。天険の要地として知られ、宋の政和年間に、宋江が盗賊を糾合して立てこもった。以後、豪気な男たちが集まる場所を梁山泊という。

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世界大百科事典 第2版の解説

りょうざんぱく【梁山泊 Liáng shān pō】

中国山東省西部,梁山県の梁山周辺にあった沼沢。梁山濼(りようざんはく)とも書く。山東丘陵の西縁は南北に細長い地溝をなし,黄河が溢流(いつりゆう)するごとに沼沢地が伸縮をくりかえしていた。古くは大野沢・巨野沢などと呼ばれ,のちには分化して済寧をはさんで北四湖・南四湖などと呼ばれた。梁山泊はその最も北部にあたり,五代のころからこの名で呼ばれていた。この付近は黄河のはんらんで荒廃し人口も減少していたが,中原の中心地や南北交通の要路を扼(やく)する位置にあるところから,反体制勢力の拠点になりやすく,北宋末には宋江がここを拠点として,山東,江蘇,河北にわたる広い地域で反乱をくりかえした。

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大辞林 第三版の解説

りょうざんぱく【梁山泊】

中国、山東省西部の梁山のふもとにあった黄河の氾濫原。北宋末、宋江そうこうの反乱軍が拠った地。「水滸伝すいこでん」に宋江を首領とする一〇八人の豪傑が集まった所と脚色されて以来、慷慨こうがいの士や豪傑の集まりたむろする所の意にいう。

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世界大百科事典内の梁山泊の言及

【水滸伝】より

…《忠義水滸伝》とも標題する。北宋末年,山東省の湖,梁山泊の水辺すなわち水滸に集まった実在の群盗にもとづく物語で,南宋から元にかけて,断片的に講談や演劇でとりあげられていたものを,一つにまとめた。現在最古の版本は,100回から成るが,およそ4部に分かれる。…

※「梁山泊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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