(読み)ケヤキ

デジタル大辞泉 「欅」の意味・読み・例文・類語

けやき【×欅/×槻】

ニレ科の落葉高木。山野にみられ、高さは約30メートルにまで達し、よく枝分かれする。葉は卵形で先がとがり、縁にぎざぎざがある。春、淡黄色小花を新しい枝につける。材は良質で、建築家具などに使用。つきのき。つきげやき。

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デジタル大辞泉プラス 「欅」の解説

日本の劇団。1966年、現代演劇協会傘下の劇団「雲」の兄弟劇団として創設杉浦直樹、岡田眞澄、菅井きん、鳳八千代らが所属。“市民劇の確立”を謳い、娯楽作品を多く上演。1973年頃から、現代演劇協会の双璧であった芥川比呂志福田恆存対立が表面化。福田は「欅」の活動に専念するようになる。以後、実質的に芥川の劇団となり、福田色を排除するようになった「雲」の方針に反発した内田稔、加藤和夫ら“福田派”の一部俳優が「欅」に移った。1975年に芥川ら「雲」の多くの俳優が現代演劇協会を脱会して演劇集団「円」を立ち上げると、協会は翌1976年に「雲」と「欅」を統合して、新たな劇団「昴」を創設した。

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リフォーム用語集 「欅」の解説

ニレ科ケヤキ属の落葉広葉樹。漢字表記では欅、英語表記では「zelkoova」。ツキ(槻)、ツキケヤキ、方言で単にケヤとも呼ばれる。材の性質として重硬であり、耐湿・耐久性に優れるが、狂いやあばれが落ち着くまでにかなりの乾燥時間を必要とする。広葉樹なかでは最も良い材として古くから建築材、家具材、建具材、造作材として幅広く用いられる。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「欅」の解説

欅 (ケヤキ)

学名Zelkova serrata
植物。ニレ科の落葉高木,園芸植物

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