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欠米 かんまい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

欠米
かんまい

合米 (あわせまい) ともいう。江戸時代の一種の付加税。本来は郷倉に保管中の年貢米の減損分を弁済するものであったが,次第に年貢米回漕途中の目減りを補充するものとして,あらかじめ徴収するようになった。享保年間 (1716~36) には,1石につき3升が定法とされた。 (→口米・口永〈くちまいくちえい〉)

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デジタル大辞泉の解説

かん‐まい【欠米】

《「かけまい」の音変化》近世、年貢米の輸送中に生じる欠損米を補うための付加米。また、村で保管中の年貢米に生じた減損分の補充米。

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世界大百科事典 第2版の解説

かんまい【欠米】

〈かけまい〉ともいう。年貢米のうち,不足したり損耗した米やもみのこと。転じて,江戸時代には年貢米を輸送する途中で湿気や虫害によって生じた減損分を弁済し補充するために,あらかじめ徴収した付加米のことを指した。幕領では,年貢米1石につき3升を欠米として取り立て,年貢米といっしょに回送し,幕府蔵へ納入するさいに不足分を清算し,残った分があれば切手で勘定している。【大口 勇次郎】

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大辞林 第三版の解説

かんまい【欠米】

〔「欠け米」の転〕
室町・江戸時代、年貢米などの輸送の際の欠損補充分に徴収された米。享保年間(1716~1736)以後一石につき三升と定められた。

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世界大百科事典内の欠米の言及

【欠米】より

…転じて,江戸時代には年貢米を輸送する途中で湿気や虫害によって生じた減損分を弁済し補充するために,あらかじめ徴収した付加米のことを指した。幕領では,年貢米1石につき3升を欠米として取り立て,年貢米といっしょに回送し,幕府蔵へ納入するさいに不足分を清算し,残った分があれば切手で勘定している。【大口 勇次郎】。…

※「欠米」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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