歌志内市(読み)ウタシナイシ

デジタル大辞泉 「歌志内市」の意味・読み・例文・類語

うたしない‐し【歌志内市】

歌志内

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「歌志内市」の解説

歌志内市
うたしないし

面積:五五・九九平方キロ

昭和三三年(一九五八)歌志内町が市制を施行して成立。空知支庁管内のほぼ中央東寄りに位置する。北から北東にかけて赤平市、南東は芦別市、南から南西にかけて空知郡上砂川かみすながわ町、西は砂川市。北東から南西に向かって石狩川支流ペンケ歌志内川が流れ、流域に平坦な地形が形成されている。同川に沿って鉄道(歌志内線)、道路(主要道道赤平―奈井江線)敷設・造成された。南端辺毛ぺんけ(八一一・二メートル)があり、周囲は六〇〇メートル前後の山岳地帯となっている。この山岳地帯は夕張山地北端にあたり、石狩炭田の一部であった。気候は比較的温暖で、年平均気温は摂氏六・九度、年間降水量七五〇ミリ、年間降雪量八・五メートル。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「歌志内市」の意味・わかりやすい解説

歌志内〔市〕
うたしない

北海道中央部,夕張山地の北西麓にある市。 1958年市制。地名はアイヌ語のペンケオタウシナイ (上流砂原の多い川の意) に由来。 1873年榎本武揚が石炭を発見し,90年に採掘開始。翌年歌志内線 (現 JR函館本線) が開通し,本格的操業となった。市内は大部分が山地で耕地は少く,標高約 500mの山地を西流するペンケウタシナイ川 (石狩川の支流) 上流に空知炭鉱が,その下流に中心市街地がある。石炭不況の振興対策として,製造業などの工場を誘致。スキー場をはじめ,観光事業に力を注いでいる。面積 55.95km2人口 2989(2020)。

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