此処ぞ(読み)ココゾ

デジタル大辞泉 「此処ぞ」の意味・読み・例文・類語

此処ここ

勝負仕事の流れの中で、その展開に重要な影響を与える節目となる箇所。「此処ぞという時に強さを見せる」
[類語]又と無い又無い又と二度と二度と再びめった千載一遇得難いまれかけがえのない希有けう盲亀もうき浮木ふぼく一期一会いちごいちえ見せ場決め所思いがけない思いがけず待てば甘露の日和ひよりあり折よく僥倖ぎょうこう一世いっせ一代最初で最後図らずも決定的瞬間契機

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「此処ぞ」の意味・読み・例文・類語

ここ【此処】 ぞ

  1. ここが(…だ)、こここそが(…だ)の意で、下の語を強めていう語。また、「ここぞという時」「ここぞという所」などの形で、重要な場面、局面をさしていう。
    1. [初出の実例]「水の上に浮べる舟の君ならばここぞ泊りといはまし物を〈伊勢〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑上・九二〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android