デジタル大辞泉 「決め所」の意味・読み・例文・類語 きめ‐どころ【決め所/▽極め所】 1 物事の決着をつけるのに都合のよい箇所。また、その時機。「ここが勝負の―だ」2 要所。急所。「湯風呂に長入りして磨けども、―を知らぬゆゑ、結句ただれたやうにてむさくろし」〈浮・敗毒散・一〉[類語]見せ場・さわり・ハイライト・正念場・見せ所・見所・圧巻・又と無い・又無い・無二・無比・無双・無類・比類ない・類がない・並びない・たぐいまれ・又と・二度と・二度と再び・めった・千載一遇・得難い・稀まれ・かけがえのない・希有けう・盲亀もうきの浮木ふぼく・一期一会いちごいちえ・思いがけない・思いがけず・待てば甘露の日和ひよりあり・折よく・僥倖ぎょうこう・ここぞ・一世いっせ一代・最初で最後・図らずも・決定的瞬間・契機 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「決め所」の意味・読み・例文・類語 きめ‐どころ【決所・極所】 〘 名詞 〙① 物事の過程で、決着をつけるのにつごうのよい箇所、または時機。[初出の実例]「『そんなら最前の』〈略〉『なんと、好い極(キ)め所(ドコロ)であらうがな』」(出典:歌舞伎・浮世柄比翼稲妻(鞘当)(1823)序幕)② 物事のもっともたいせつな所。要所。[初出の実例]「湯風呂に長入してめったみがきにみがけど、きめ所をしらぬゆへ」(出典:浮世草子・世間娘容気(1717)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例