歩障(読み)ホショウ

デジタル大辞泉 「歩障」の意味・読み・例文・類語

ほ‐しょう〔‐シヤウ〕【歩障】

竹・木などで枠を作り、布帛ふはくを張り巡らした囲い目隠しとしたり、女性が外出時に身をおおいかくしたりするのに用いたもの。
葬式行列のとき、棺の左右をおおう布帛

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「歩障」の意味・読み・例文・類語

ほ‐しょう‥シャウ【歩障】

  1. 〘 名詞 〙 移動用の屏障具。あからさまに内部をのぞかせないために、幔(まん)几帳周囲をかこって柱を持参させる大型のものと、外出者自身で持参する小型のものがある。大型のものは遷宮の時、霊の移徙葬礼の渡御具であり、小型のものは女子物忌の外出用である。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「歩障(ホシャウ) 天子大行之時用之」(出典名目鈔(1457頃)喪服)
    2. [その他の文献]〔晉書‐石崇伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「歩障」の読み・字形・画数・意味

【歩障】ほしよう(しやう)

幕を張って、風塵を遮する。〔世説新語汰侈〕(王)君夫(王王粛の子)紫絲布の、碧綾の裏、四十里なるを作る。石崇、錦五十里なるを作りて、以て之れにす。

字通「歩」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む