歳旦帳(読み)さいたんちょう

精選版 日本国語大辞典「歳旦帳」の解説

さいたん‐ちょう ‥チャウ【歳旦帳】

〘名〙 歳旦の発句(ほっく)連句を印刷した書物。江戸時代、俳諧の宗匠などが、毎年、年頭に当たって、一門の歳旦歳暮を集めて出版したもの。歳旦帖
※俳諧・雑談集(1692)上「伊丹の歳旦帳みるやうにて、をのづから興さめぬべし」

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デジタル大辞泉「歳旦帳」の解説

さいたん‐ちょう〔‐チヤウ〕【歳旦帳】

歳旦開きに披露するため、前年中に歳暮・歳旦の句を集めて版行した小句集。歳旦じょう

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世界大百科事典 第2版「歳旦帳」の解説

さいたんちょう【歳旦帳】

俳諧の宗匠家では,正月の慣習として側近の連衆(れんじゆ)と歳旦の〈三つ物〉をよみ,これに知友・門下の歳旦,歳暮(年始,年末の意)の発句(ほつく)を〈引付(ひきつけ)〉として添え,刷物にして配った。その刷物の数丁に及ぶものをいう。また,各宗匠の刷物を版元で合綴した〈三つ物揃〉をもいう。人々はこれを〈三つ物所〉の店頭,または街頭の〈三つ物売〉から買い求め,各宗匠の勢力の消長作句の傾向や技量を評判しあった。

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