歳旦帳(読み)サイタンチョウ

世界大百科事典 第2版の解説

さいたんちょう【歳旦帳】

俳諧の宗匠家では,正月の慣習として側近の連衆(れんじゆ)と歳旦の〈三つ物〉をよみ,これに知友・門下の歳旦,歳暮(年始,年末の意)の発句(ほつく)を〈引付(ひきつけ)〉として添え,刷物にして配った。その刷物の数丁に及ぶものをいう。また,各宗匠の刷物を版元で合綴した〈三つ物揃〉をもいう。人々はこれを〈三つ物所〉の店頭,または街頭の〈三つ物売〉から買い求め,各宗匠の勢力の消長と作句の傾向や技量を評判しあった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

さいたんちょう【歳旦帳】

俳諧で、歳旦の発句や三つ物を集めた摺り物。宗匠たちが毎年正月に板行した。実際は、前年のうちに句を集めて印刷しておくのが慣例。

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