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毛染 けぞめ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

毛染
けぞめ

毛髪を染めること,またはその剤。日本では普通白髪染 (しらがぞめ) をさす言葉であった。古くは斎藤実盛が髪を黒くして出陣したという故事もあり,明治以降も,酸化染剤パラフェニレンジアミンによる白髪染は女性のたしなみとして流行した。ヨーロッパやエジプトでは,自然の毛色の多様性から,色染の風習があり,第2次世界大戦後は,日本もヘアダイとして多色の毛染が行われている。ただ日本人の毛髪の色素が濃いため,過酸化水素水による脱色が必要で,これをヘアブリーチといっているが,逆に脱色を加減して毛染と同じ効果をあげる美容法もある。また一時的な毛染としてカラークレヨン,カラースプレーの使用も行われている。

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デジタル大辞泉の解説

け‐ぞめ【毛染(め)】

毛を染めること。また、その薬。

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世界大百科事典 第2版の解説

けぞめ【毛染】

頭髪を染めることを目的として,古来さまざまな化粧品,染毛剤が用いられてきた。古代エジプトでは黒い牡牛などの血を使った白髪染や,(かつら)を染めることも行われていた。古代ギリシア・ローマではブロンドの髪が好まれ,羊の脂とブナの木の灰を混ぜた〈サポ〉をすり込み,洗い落としたあと,太陽にさらして金髪になるのを待ったという。黒や褐色に染めるためには,古くからヘンナの葉,カミツレの花,クルミの殻,ビンロウジュの実などが用いられていた。

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