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水無瀬 みなせ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

水無瀬
みなせ

大阪府北東部,島本町南部,水無瀬川と淀川の合流点付近の地名。平安時代は桓武,嵯峨天皇らの狩猟地,大宮人の行楽地として知られた。後鳥羽,土御門,順徳の3上皇をまつる水無瀬神宮があり,付近は史跡に富む。

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世界大百科事典 第2版の解説

みなせ【水無瀬】

大阪府三島郡島本町の広瀬・東大寺付近の古地名。吉田東伍《大日本地名辞書》には〈島本村大字広瀬是なり〉とあるが,古くは東大寺をも含んだ地域,すなわち水無瀬川が西岸につくった扇状地の名称である。この付近は,《日本後紀》などに〈水生野(みなせの)〉,《東大寺文書》に〈水成荘〉とあり,本来,水のつくった野つまり扇状地の意味である。この地域は,756年(天平勝宝8)東大寺に勅施入されて水無瀬荘となり,水陸交通の要衝ともなった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

水無瀬
みなせ

大阪府北東端、三島(みしま)郡島本町の天王山(てんのうざん)(270メートル)の西麓(せいろく)、水無瀬川と淀川の合流地。東大寺領水無瀬荘で山水の景勝地として知られ、平安時代には後鳥羽上皇の離宮が置かれた。「見渡せば山もと霞(かす)むみなせ川夕べは秋と何思ひけむ」(『新古今集』巻1)など古歌にも詠まれている。離宮跡には水無瀬神社がある。阪急電鉄京都線水無瀬駅がある。[樋口節夫]

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