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水管系 すいかんけいwater-vascular system

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

水管系
すいかんけい
water-vascular system

歩管系ともいう。棘皮動物特有の細管系で,運動,呼吸,排出の作用に関係する。ウニでは反口極の穿孔板の小孔から海水がこの系に入り,石管を通り咽頭を囲む環状の歩環管に達する。ここから歩帯に沿って反口極にいたる5本の放射水管が出て,放射水管から左右に側水管を生じ,その先が管足に連なる。

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デジタル大辞泉の解説

すいかん‐けい〔スイクワン‐〕【水管系】

ウニ・ヒトデなどの棘皮(きょくひ)動物の、運動器官と呼吸・排出器官との働きをする特有の構造。環状水管と五つの放射水管とからなり、管足と連絡している。

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百科事典マイペディアの解説

水管系【すいかんけい】

運動,呼吸,排出にあずかる棘皮(きょくひ)動物特有の器官。環状水管,石管,放射水管からなり,内部には外界の海水,体液が通じ,体腔細胞が浮遊する。放射水管は多数の細い管足と連絡し,管足は水管系内の体液の動きにより伸び縮みして,種々の運動を行う。
→関連項目棘皮動物

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大辞林 第三版の解説

すいかんけい【水管系】

ウニ・ヒトデなどの棘皮きよくひ動物に特有な細管からなる構造。中は海水・体腔液で満たされ、呼吸・排出器官と運動器官とを兼ねる。歩管系。管足系。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

水管系
すいかんけい

棘皮(きょくひ)動物に特有の管状の系統で、白血球を含んだ体腔(たいこう)液と外界から入った海水とがその内部を通じている。管足系または歩管系ともいう。ウニの水管系を例にとると、その主要部は石管、水管環(歩環管)、放射水管(輻(ふく)歩管)からなる。口器(ランタン)上部の咽頭(いんとう)部を囲む環状の水管環からは、5本の放射水管と1本の石管が出ている。石管は上方に伸びて肛門(こうもん)近くの多孔板につながっている。多孔板には多数の小孔があいていて、それを通して水管系に外界の海水が入る。水管環から出る5本の放射水管は、歩帯に沿って殻を上方に伸びて肛門近くに達する。放射水管の左右には、対(つい)になった多数の袋状の瓶嚢(へいのう)(アンプル)があり、側水管によって放射水管とつながる。瓶嚢は、殻の外に伸びる管足の内孔に通じる。水管系の機能は、呼吸、排出とともに、管足を通して運動に関係する。[雨宮昭南]

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世界大百科事典内の水管系の言及

【棘皮動物】より

…現生は世界に約7350種が知られている。体は5放射相称で,石灰質の骨板やとげなどの内骨格が皮下にあり,また水管系という特別な器官をもっていることがこの動物の共通の特徴である。ラテン名はechino(とげのある),derma(皮膚)の意。…

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