デジタル大辞泉 「排出器官」の意味・読み・例文・類語 はいしゅつ‐きかん〔‐キクワン〕【排出器官】 体内の老廃物を排出するとともに、体液の浸透圧を一定に保つ役割をする器官。脊椎動物の腎臓、昆虫のマルピーギ管、扁形動物の原腎管など。人間では泌尿ひにょう器ともいう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「排出器官」の意味・読み・例文・類語 はいしゅつ‐きかん‥キクヮン【排出器官】 〘 名詞 〙 排出を営むために分化した器官で、水分の平衡、浸透圧の調節のための器官も兼ねたもの。一般に、体腔ないし体液系と密接な関係をもち、濃縮・濾過・分泌などを行ない、尿として体外に排除する。これらの器官としては、腎臓(脊椎動物)、体節器(環形動物)、ボヤヌス器官・腎嚢(軟体動物)、触角腺(甲殻類)、マルピーギ管(昆虫)などがある。また、汗腺・皮膚腺などもこの器官を兼ねている。排泄器官。泌尿器。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「排出器官」の意味・わかりやすい解説 排出器官【はいしゅつきかん】 排出に働く器官。収縮胞(淡水産原生動物),原腎管(扁形動物),腎管(環形動物),マルピーギ管(節足動物),腎臓(脊椎動物)などが代表的なものとしてあげられる。排出器は水分調節,浸透調節の機能を兼ね,特にこれは水生動物にとって重要である。→関連項目尿 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報