油断大敵(読み)ゆだんたいてき

ことわざを知る辞典「油断大敵」の解説

油断大敵

油断大敵と思っていましめよ。大丈夫だろうと気をゆるめて注意を怠ると、思いもよらない危険を招くことになる。

[使用例] 舜はますますいいきもちに酔いつぶれていたところ、油断大敵、わざわいはかきの内におこって、ある夜突然、娥皇女英ふたりそろって店からすがたを消した[石川淳*おとしばなし堯舜|1949]

[解説] 「油断」は、語源未詳の語ですが、一説に和語「ゆたに」の変化ともいいます。「ゆたに」は、ゆったりと気を許すこと、もしくはなまけ怠る意。江戸のいろはかるたに用いられ、「油断大敵」のあとに「火がぼうぼう」と取らせことばを加えて遊びました。

[類句] 油断強敵/油断はの元/まだ早いが遅くなる

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四字熟語を知る辞典「油断大敵」の解説

油断大敵

油断は失敗もとであるから、恐ろしい敵であるということ。油断することを戒めたことば。

[使用例] たけは私のうちへ遊びに来たが、なんだかよそよそしくしていた。私に学校の成績を聞いた。私は答えなかった。ほかの誰かが代わって知らせたようだ。たけは、油断大敵でせえ、と言っただけで格別ほめもしなかった[太宰治*思ひ出|1933]

[使用例] 舜はますますいいきもちに酔いつぶれていたところ、油断大敵、わざわいはかきの内におこって、ある夜突然、娥皇女英ふたりそろって店からすがたを消した[石川淳*おとしばなし堯舜|1949]

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精選版 日本国語大辞典「油断大敵」の解説

ゆだん【油断】 大敵(たいてき)

油断は失敗のもとであるから、恐ろしい敵であるということ。油断することをいましめたことば。油断強敵。
※浄瑠璃・源平敵討遺恨并頼光北国(1668)四「なむ三ぼう、かやうにないがまへを、してをきたりしを、しらずして、ゆだんたいてきとなしたる事の口をしやと」

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デジタル大辞泉「油断大敵」の解説

油断(ゆだん)大敵(たいてき)

油断は失敗のもとであるから、大敵である。油断して失敗を招くのを戒めた言葉。

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