権利義務の変動(発生・変更・消滅)により、法律効果を生ずる原因となる生活関係をさす。たとえば「売ります」、「買います」という合意によって、契約という法律関係が生ずる。契約が成立すると、売り主の権利移転義務、買い主の代金支払い義務という法律効果が生ずる。契約の際に「これこれの要件が備わるときは」というときの要件の部分が法律要件にあたる。契約という法律要件は、契約の申込み(たとえば「売ります」)と承諾(「買います」)という双方の意思表示(法律事実)を、また相続という法律要件は人の死亡というできごと(法律事実)を素因としている。
[伊藤高義]
『内田貴著『民法Ⅰ 第4版 総則・物権総論』(2008・東京大学出版会)』
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新