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法華神道 ほっけしんとう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

法華神道
ほっけしんとう

中世末期から近世にかけて日蓮宗において唱えられた神仏習合的な神道説。日蓮が卜部兼益から伝えられたという「三十番神説」を中心とする。「三十番神説」とは日本の著名な神々が1ヵ月 30日間,毎日番代りで『法華経』を守護するという信仰である。

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デジタル大辞泉の解説

ほっけ‐しんとう〔‐シンタウ〕【法華神道】

日蓮(法華)宗で説かれる神道説。三十番神を法華経の守護神とする天台宗の信仰をとりいれて室町時代に成立。吉田神道の影響が大きい。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほっけしんとう【法華神道】

日蓮宗内で形成された神道説。日蓮はその著作の中で天照大神,八幡神を尊崇しているが,法華神道という特殊な日蓮宗神道が発生したのは室町時代以後で,三十番神を法華経の守護神とし,道場に祭壇または社殿を構えて勧請した。その祭壇祭式の形式は天台宗における日吉神社の先例に学んだものであるが,日蓮宗神道では日吉神道のごとき専門の神社神職を置かず,祭神勧請の儀式はいっさい日蓮宗徒が執行した。その説を述べたものに日澄の《法華神道秘訣》,日珖の《神道同一醎味鈔(かんみしよう)》などがある。

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大辞林 第三版の解説

ほっけしんとう【法華神道】

日蓮宗の唱える神道説。天台神道に吉田神道の教えを採り入れて完成したもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

法華神道
ほっけしんとう

神仏習合思想に基づく仏教神道の一つで、日蓮(にちれん)宗において説かれる。日蓮の思想に発するが、その根源は、比叡山(ひえいざん)の横川(よかわ)で円仁(えんにん)(慈覚大師)が『法華経(ほけきょう)』の如法写経を行い、この経典を根本如法堂に安置したとき、三十番神(初めは十二番神)を勧請(かんじょう)して『法華経』の守護神としたことに発している。三十番神は、日本国中の著名な神々が1日ずつの交替で『法華経』を守るという信仰で、仏教の三十日仏名(ぶつみょう)などの思想の影響を受けて考えられたものである。中世における仏教神道(理論神道)説の基本となる文献は卜部兼倶(うらべかねとも)の著述『番神問答記』である。すでに日蓮は吉田兼益について神道を学んでいるので、法華神道と吉田神道とはきわめて近い関連をもつ教義から成り立っている。[景山春樹]

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