海猫(読み)ウミネコ

デジタル大辞泉 「海猫」の意味・読み・例文・類語

うみ‐ねこ【海猫】

カモメ科海鳥。全長48センチくらい。くちばし先端が赤くて、体はカモメに似て白色で、背に黒いまだら模様がある。鳴き声が猫に似ている。青森県八戸はちのへ海岸蕪島かぶしま、島根県経島ふみじまなどの繁殖地は天然記念物 夏》「―の巣立つ怒濤の日なりけり/秋桜子
[類語]百合鴎

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精選版 日本国語大辞典 「海猫」の意味・読み・例文・類語

うみ‐ねこ【海猫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. カモメ科の海鳥。鳴き声がネコに似ているところからこの名がある。全長四六センチメートル内外。背面と翼は灰青色で、そのほかは白色。尾羽に黒い横帯がある。くちばしは黄緑色で先端に赤と黒の斑紋があり、脚は黄色。東部アジアに広く分布し、日本では北海道、本州沿岸で繁殖。青森県の蕪島(かぶしま)、島根県の経島(ふみじま)などは繁殖地として天然記念物に指定。ねこどり。《 季語・夏 》

▼うみねこ帰る《 季語・秋 》

▼うみねこ渡る《 季語・春 》

  1. カモメ類の俗称。カモメ類にはネコに似た声で鳴くものが多く、「ねこどり」という地方もあり、逆に、ウミネコを特に区別せず、カモメ類すべてを「かもめ」「かごめ」「ごめ」などと呼ぶ地方もある。〔物類称呼(1775)〕

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デジタル大辞泉プラス 「海猫」の解説

海猫〔映画〕

2004年公開の日本映画。監督:森田芳光原作:谷村志穂による同名恋愛小説脚色:筒井ともみ。出演:伊東美咲、仲村トオル、三田佳子ミムラ、佐藤浩市ほか。

海猫〔曲名〕

日本のポピュラー音楽。歌は女性演歌歌手、八代亜紀。1982年発売。作詞:高橋直人、作曲:小林学。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「海猫」の解説

海猫 (ウミネコ)

学名:Larus crassirostris
動物。カモメ科の海鳥

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