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海綿状組織 かいめんじょうそしきspongy tissue

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

海綿状組織
かいめんじょうそしき
spongy tissue

植物の葉肉組織の1つ。柔細胞が,空隙の多い疎な構造となって集っている。面の表の,光の当る面は概して細長い細胞が密に並んだ柵状組織であり,その下方,すなわち葉の裏側が海綿状組織となっている。光合成に必要な空気の流通,すなわち炭酸ガス水蒸気流入酸素放出に適した構造であると考えられる。

海綿状組織
かいめんじょうそしき
spongy tissue

動物において,細胞あるいは固形分泌物質が多孔質の構造をとっている組織。カイメンの硬蛋白質から成る海綿質や,陰茎海綿体はその例である。 (→海綿体 )

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デジタル大辞泉の解説

かいめんじょう‐そしき〔カイメンジヤウ‐〕【海綿状組織】

葉肉をかたちづくる同化組織の一。裏面の表皮の内側にあって、丸みの多い不規則な形の細胞からなり、細胞間隙が多い。海綿組織。
多孔質の組織。

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大辞林 第三版の解説

かいめんじょうそしき【海綿状組織】

葉肉を構成する同化組織の一。柵状組織の下部にあって不規則な形の柔細胞から成り、その間にある細胞間隙が葉の裏面の気孔に連絡して通気組織となる。 → 柵状組織

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

海綿状組織
かいめんじょうそしき

植物の葉の葉肉(ようにく)を構成する組織の一つ。細胞の形や配列が不規則で細胞間隙(かんげき)に富み海綿に似ることからこの名がある。葉肉の表面側は通常は柵状(さくじょう)組織、裏面側は海綿状組織からなり、いずれも葉緑体に富む細胞からなる同化組織である。細胞間隙は気孔を通じて外界と連絡しているため、光合成や呼吸におけるガス交換の場として、またその通路として役だっている。[相馬研吾]

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世界大百科事典内の海綿状組織の言及

【柔組織】より

…柔細胞parenchymatous cellからなる植物の組織をいう。茎・根の皮層・髄,葉の柵状組織・海綿状組織,維管束の木部柔組織・師部柔組織,果実の果肉,塊茎・塊根その他の貯蔵組織などはすべて柔組織である。柔細胞にはさまざまな形のものがあるが,一般的には球形に近いものが多く,平均14面をもつといわれる。…

【葉】より

…表皮にはクチクラ層が発達しており,水分が過度に蒸散しないようになっている。表皮組織の下には長方形の細胞が密に整列した柵状組織があり,その内側には細胞間隙(かんげき)の発達した海綿状組織があって,それらの組織で光合成が行われる。これらの基本組織をひっくるめて葉肉と呼ぶことがある。…

※「海綿状組織」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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