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淡水海綿 タンスイカイメン

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デジタル大辞泉の解説

たんすい‐かいめん【淡水海綿】

タンスイカイメン科の海綿動物の総称。湖沼の水草・岩などに着生し、形は板状・塊状・樹枝状などで、柔らかいヌマカイメンなど。

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百科事典マイペディアの解説

淡水海綿【たんすいかいめん】

海綿動物尋常海綿タンスイカイメン科に属する淡水産のカイメンの総称。形は塊状,板状,樹枝状などさまざまで,緑藻類が共生して緑色のことが多い。骨片はケイ質からなり,棒状。

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大辞林 第三版の解説

たんすいかいめん【淡水海綿】

尋常海綿綱タンスイカイメン科の海綿動物の総称。形は一定せず、層状・樹枝状・網目状・塊状などになる。骨格は両端のとがった棒状。湖や沼などに多い。ヌマカイメン・カワカイメンなど。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

淡水海綿
たんすいかいめん

海綿動物門のうち、淡水の河川や湖沼にすむ海綿の総称。分類学的には、淡水海綿はすべて尋常海綿綱の単骨海綿目に属している。石灰海綿綱、六放海綿綱には淡水にすむ種類はいない。世界中で150種類程度の淡水海綿が知られているが、日本からは約30種が知られている。形は団塊状、殻層状など一定していない。水中の枯れ枝、水草、杭(くい)、貝などに付着している。色は鮮緑色から灰白色まである。日の当たる場所に成育するものは緑藻の共生を受けて緑色になっていることが多い。質は柔らかくて壊れやすい。骨格骨片は海産のムラサキカイメンと同じ桿状体(かんじょうたい)であるが、ときに骨片の表面が微細な棘(とげ)で覆われることもある。ミューラーカイメン、カワカイメン、カワムラカイメンなどがある。
 淡水海綿の特徴として、芽球形成という現象があげられる。これは、水温の低下、乾燥など成育環境が悪くなると海綿の体内に芽球とよばれる無性生殖芽がつくられることである。芽球は普通1ミリメートル以下の球状体で、外皮は芽球骨片とよばれる特別な骨片でつくられ、内部には始原細胞が詰まっている。芽球は寒冷や乾燥に耐え、環境がよくなると芽球口孔とよばれる口から、始原細胞の塊が水中に出て新しい海綿に発達する。芽球の形、芽球骨片、芽球口孔の形状は、淡水海綿の種類によって異なるので、分類の有用な特徴となっている。[星野孝治]

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