源平藤橘(読み)ゲンペイトウキツ

精選版 日本国語大辞典 「源平藤橘」の意味・読み・例文・類語

げん‐ぺい‐とう‐きつ【源平藤橘】

  1. 日本史上、一族が繁栄した源氏平氏藤原氏橘氏の四氏の称。
    1. [初出の実例]「そもそも武略の誉の道、源平藤橘、四家にもとりわき」(出典:謡曲・鞍馬天狗(1480頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

山川 日本史小辞典 改訂新版 「源平藤橘」の解説

源平藤橘
げんぺいとうきつ

古代の代表的氏名(うじな)。源氏・平氏・藤原氏・橘氏をさす。「下学集」に「日本四姓は源平藤橘,是なり」とあり,総称して四姓(しせい)ともいう。平安時代天皇に近い子孫や外戚(がいせき)として勢力をもったところから,代表的氏名と考えられるようになり,後世に作られた系図の多くが先祖を4氏に結びつける風潮をうんだ。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android