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漢簡 かんかん Hàn jiǎn

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世界大百科事典 第2版の解説

かんかん【漢簡 Hàn jiǎn】

竹,または木の札に書かれた中国,漢時代の文書や記録。紙は後漢初に蔡倫が発明したという伝説が普及しているが,紀元前2世紀の紙も出土している。ただそれらは包紙として用いられ,書写材料は帛(はく)または簡牘(かんとく)であった。漢簡の標準は長さが当時の1尺(約23cm),幅5分程度のもので,約30~40字を1行に書く。幅を2倍に広げ2行書けるものを両行(りようこう),長さ2尺のものを檄(げき),3尺のものを槧(ざん),文書の上蓋で宛名を書くものを検(けん),物品に名称を書いて付ける絵符の働きをするもの,日本の木簡のつけ札に当たるものを楬(けつ),合わせて証明に用いる符,旅行者の身分証明である棨(けい)など形態,用途により名称が細かく分かれている。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の漢簡の言及

【木簡】より

…なおイギリスのローマ時代の遺跡や韓国の慶州雁鴨池からも出土し,インドの貝多羅(貝葉)も同様であるとすれば,木を削って文字を書くのは世界共通の文化現象といえる。
【中国】
 木簡は世界各地から出土しているが,その中でも中国は,戦国時代から秦,漢,晋を経て唐代にいたるまでの出土遺物があり,わけても漢簡は1983年現在で4万点におよぶ出土を見,他の地域とは比較にならぬほど事例が多いので研究も発展しており,木簡研究といえばほとんど中国のことになる。冊の例でもわかるように,漢字には木簡に関する文字が多くあり,それだけ概念が発達していたことを示す。…

※「漢簡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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