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濃度計 のうどけいdensitometer

翻訳|densitometer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

濃度計
のうどけい
densitometer

2成分以上の気体または液体の混合試料中のある1成分の割合を測定する計器。モル数の割合,重量の割合,容積の割合などが測定量である。液体成分計,ガス成分計,高周波濃度計などがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

のうどけい【濃度計】

物質中の特定な成分の濃度を計る装置の総称。おもに液体または気体を対象としたものが多い。狭義には計量法で定めた浮ひょう(秤)型濃度計,電気化学分析式濃度計,磁気式濃度計および光分析式濃度計などを指す。
[浮ひょう型濃度計]
 液体の比重が含まれる成分の濃度によって変わることを利用したもので,アルコール水溶液中のエチルアルコールの濃度を体積百分率(vol%)で表す酒精度浮ひょう,ショ糖水溶液中のショ糖濃度を質量百分率(wt%)で表すショ糖度浮ひょうなどがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

濃度計
のうどけい

溶液の濃度を測定する計器の総称。濃度を表すには、質量百分率、体積百分率、モル分率(モル数の比)、規定濃度など種々の単位が用いられる。また、濃度を測定する原理、方法にも多くの種類があって、それぞれ測定の対象や目的に応じて使い分けられている。したがって、濃度計とよばれる計器の種類はきわめて多く、その用途も化学分析、医学上の検査、生産管理、品質試験、衛生管理、公害監視など広範である。
 おもな濃度計を原理別にあげると、まず、化学的方法を用いる種々の自動滴定装置がある。滴定とは、試料成分と特有の化学反応をする試薬の標準溶液を試料溶液に滴下し、反応の当量点に達するまでに要した標準溶液の体積(または質量)から試料成分の含有量を求めるもので、滴定法による濃度計は、当量点の検出と体積(または質量)の測定を行う装置である。当量点の検出には、光学的方法(変色点の検出、濁りの検出)、電気的方法(電位差の検出、電気伝導度の検出)、温度測定による方法その他が用いられる。物理的方法を用いる濃度計としては、比重と濃度の関係を利用して比重測定から濃度を求めるもの、同様に電気伝導度の測定から濃度を求めるもの、分光光度計などを用いて比色分析を行うもの、屈折率や旋光度(偏光面の回転角)の測定によるものなどのほか、種々の分光分析計が用いられる。
 濃度計は一般にそれ自身で標準を維持することが困難であるため、標準溶液などを用いて示度を確かめながら用いる例が多い。とくに、多数の成分を含む試料については予想外の誤差が生じやすいので、標準試料による校正が不可欠である。広く用いられる器種、たとえばpHメーター(電位差法による水素イオン濃度計)、糖分濃度を測定するための屈折率計や赤外線分析計などについては国際的な規格が設けられ、性能、仕様が標準化されている。[三井清人]

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