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瀟湘八景図 しょうしょうはっけいずXiao-Xiang ba-jing-tu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

瀟湘八景図
しょうしょうはっけいず
Xiao-Xiang ba-jing-tu

中国,湖南省の洞庭湖の南方で瀟水と湘水が合流し,湖に注ぐ間の景勝地は瀟湘と呼ばれるが,その自然景を季節,時間,晴雨などの条件によって8つの主題 (山市晴嵐,遠浦帰帆,漁村夕照,洞庭秋月,瀟湘夜雨,煙寺晩鐘,平沙落雁,江天暮雪) に分けて描いたもの。五代,宋時代に早くも画題として取上げられた。北宋末,李成派の文人画家宋迪 (そうてき) は,この景勝を8つの画題として描き,八景図を描いたと伝えられる。八景はすべて半透明な大気を通して映し出された自然景であり,それを表現するのにふさわしい微妙な墨調,ことに淡墨の使用に特色があった。代表作は王洪筆『瀟湘八景図』 (プリンストン大学) ,伝牧谿筆『瀟湘八景図巻』断簡 (根津美術館ほか) 。日本でも室町時代にこれらの影響を受けて,宋元画風の瀟湘八景図が多数描かれた。

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