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非戦論(読み)ヒセンロン

百科事典マイペディアの解説

非戦論【ひせんろん】

特に日露戦争時の反戦・平和の主張をさす。1903年日露国交が緊迫化すると《万朝報》による理想団の黒岩涙香幸徳秋水堺利彦内村鑑三戦論を展開。その後黒岩が主戦論に転ずると3人は退社,幸徳,堺は平民社を創立して《平民新聞》を刊行,社会主義の立場から反戦を主張。内村は《聖書之研究》により非戦を訴えた。→反戦運動
→関連項目内村鑑三

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世界大百科事典 第2版の解説

ひせんろん【非戦論】

平和のために世界を挙げて軍備を撤廃し,戦争の絶滅を主張する考え方。一般に,〈非戦論〉とは日露戦争時に現れた,反戦運動のことを指す。運動としての非戦論は,1900年中国で起こった義和団の蜂起に対し日本が出兵した際,幸徳秋水が〈非戦争主義〉(《万朝報》1900年8月7日)を書いて平和を説き非戦争を唱えたことに始まる。非戦論はその後,日露戦争開戦の危機の中で,人道主義的立場(黒岩涙香の《万朝報》,島田三郎の《毎日新聞》など),キリスト教的立場(内村鑑三柏木義円,救世軍など),社会主義的立場(幸徳,堺利彦,木下尚江ら)から展開された。

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大辞林 第三版の解説

ひせんろん【非戦論】

戦争に反対する議論・主張。特に、日露戦争時、内村鑑三・幸徳秋水らによってなされた一連の反戦論をいう。

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世界大百科事典内の非戦論の言及

【平民社】より

…日露戦争開始の危機にあたり,非戦論を核心として結成された社会主義結社。日清戦争後,日本の朝鮮進出と軍事力の強化の中で日露関係は切迫し,対露同志会や七博士の対露強硬意見書(七博士建白事件)が口火となり各新聞論調も挙国一致・主戦に傾いていった。…

※「非戦論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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