コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

火田民 カデンミン

4件 の用語解説(火田民の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

かでん‐みん〔クワデン‐〕【火田民】

火田を耕作する農民。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

火田民【かでんみん】

朝鮮北部山岳地帯で焼畑耕作を営む農民。自給作物(アワ,ジャガイモダイズ,ソバ,トウモロコシ等)を栽培し,3〜5年で地力が衰えると適地を求めて流浪する。山林の荒廃,火災,水害を招くため古来幾度も禁令が出たが,日本の朝鮮支配期には土地を失った農民が北部朝鮮では火田民となり逆に急増した。
→関連項目蓋馬高原

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

かでんみん【火田民】

朝鮮の焼畑耕作を行う農民。山間の傾斜地の草木に火を放ちその跡にアワ,ジャガイモ,大豆,ソバ,トウモロコシなどを栽培する。施肥をしないので3~5年で地力が消耗すると他に移り,10年前後放置したのち再び耕作する。火田の記録は新羅時代にさかのぼるとされるが,李朝時代に流亡民が役・税を免れて火田民となる傾向が強まった。李朝政府は何度も火田禁止,税の賦課を命じたが,火田民は減少しなかった。日本の植民地期に火田民はさらに増大したが,それは李朝時代の単なる延長ではなく,植民地支配の構造的矛盾の所産だった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

かでんみん【火田民】

朝鮮で火田を耕作する農民。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

火田民の関連キーワード傾斜耕田三農ヤオ急傾斜地崩壊危険区域(中山間地域等直接支払制度)集落協定耕地の傾斜の密度棚田・谷地田中山間地域農業ラメート族

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone