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無用の用 ムヨウノヨウ

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デジタル大辞泉の解説

むよう‐の‐よう【無用の用】

《「荘子」人間世から》一見無用とされているものが、実は大切な役割を果たしていること。不用の用。「―をなす」

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大辞林 第三版の解説

むようのよう【無用の用】

〔荘子 人間世
一見、何の役にも立たないようにみえるものが、かえって大切な役割を果たしていること。不用の用。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

無用の用
むようのよう

『老子(ろうし)』や『荘子(そうじ)』にみえる中国の道家(どうか)思想の術語。役にたたない実用性のないようにみえるものに、実は真の有益な働きがある、ということ。車輪の実用が遂げられるのは中心の轂(こしき)によっており、人が大地に立つのは足で踏まない周囲の無用の土地があるからだ、といった比喩(ひゆ)で説かれる。逆にいえば、有用にみえるもの、知恵があり才能のあるものが、かえってその知能のために害を受けてその働きを遂げられなくなる、出すぎた釘(くぎ)は打たれるということになり、道家の無為(むい)の処世術とも通ずる。真実の価値は世俗の求める一時的、現象的な有効性にはなくて、俗人では気のつかない隠されたところにあることを警告して、現象にとらわれない真実世界への眼(め)を開かせることも重要である。さらに世俗的には、人や物の使い方に適材適所があること、無用と決めて棄(す)て去るような単純な態度をとるべきでないということにもなる。「聖人に棄物(きぶつ)なし」である。[金谷 治]

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