デジタル大辞泉
「無用の用」の意味・読み・例文・類語
むよう‐の‐よう【無用の用】
《「荘子」人間世から》一見無用とされているものが、実は大切な役割を果たしていること。不用の用。「無用の用をなす」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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むよう【無用】 の 用(よう)
- 役に立たないとされているものが、かえって非常に大切な役をすること。
- [初出の実例]「無用(ムヨウ)のようといふ事も、なくてかなはぬ事成らんかし」(出典:仮名草子・清水物語(1638)上)
- [その他の文献]〔荘子‐人間世〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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無用の用
一見、役に立たないと思われるものが、実は非常に大切な役割を果たすこと。
[使用例] そりゃ実利も結構、実益も結構さ。しかし無用の用ってこともあるんだからね[山本有三*新編路傍の石|1938~40]
[由来] 「[荘子]―人間世」に出て来ることばから。「人は皆、有用の用を知れども、無用の用を知る莫し(だれでも、役に立つものが役に立つことは知っているが、役に立たないものが役に立つことは知らない)」とあります。「荘子」の思想のキーワードの一つで、その具体例として、たとえば「荘子―外物」では、歩いて行くとき、足が踏んでいるところ以外の地面は「無用」だが、その部分がすべて深い穴になっていたら歩くことはできない、という例を挙げています。
出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報
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無用の用
むようのよう
『老子(ろうし)』や『荘子(そうじ)』にみえる中国の道家(どうか)思想の術語。役にたたない実用性のないようにみえるものに、実は真の有益な働きがある、ということ。車輪の実用が遂げられるのは中心の轂(こしき)によっており、人が大地に立つのは足で踏まない周囲の無用の土地があるからだ、といった比喩(ひゆ)で説かれる。逆にいえば、有用にみえるもの、知恵があり才能のあるものが、かえってその知能のために害を受けてその働きを遂げられなくなる、出すぎた釘(くぎ)は打たれるということになり、道家の無為(むい)の処世術とも通ずる。真実の価値は世俗の求める一時的、現象的な有効性にはなくて、俗人では気のつかない隠されたところにあることを警告して、現象にとらわれない真実世界への眼(め)を開かせることも重要である。さらに世俗的には、人や物の使い方に適材適所があること、無用と決めて棄(す)て去るような単純な態度をとるべきでないということにもなる。「聖人に棄物(きぶつ)なし」である。
[金谷 治]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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無用の用
世間の役に立たないとされているものが、別の意味で非常に大切な役割を果たすこと。役に立たないことがかえって有用であること。
[解説] 「荘子―人間世」に「人皆有用の用を知りて、無用の用を知る莫し」とあります。
出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報
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