燃上る(読み)モエアガル

デジタル大辞泉 「燃上る」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「燃上る」の意味・読み・例文・類語

もえ‐あが・る【燃上】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 燃えて、炎が高くあがる。
    1. [初出の実例]「ほのほもえあがりてらうはやけぬ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)明石)
  3. 感情などが激しく高揚する。恋の思いがはげしく高まる。
    1. [初出の実例]「所詮彼は、例の一時に燃上(モエアガ)物狂はしい感情に激せられてゐるので」(出典:恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉一五)

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