燃上る(読み)モエアガル

デジタル大辞泉 「燃上る」の意味・読み・例文・類語

もえ‐あが・る【燃(え)上(が)る】

[動ラ五(四)]
燃えて、炎が高く上がる。「風にあおられてたちまち―・った」
感情などが激しく高揚する。「恋慕の情が―・る」
[類語](1焼ける燃える燃え盛る燃え広がる燃え立つ燃す燃やす焚くくべるいぶすいぶる燻ぶる煙る火達磨燃焼完全燃焼不完全燃焼ぼうぼうめらめら炎炎かっかかっとかんかんぼっとぱっとぽっぽぱちぱち猛火烈火炎上大火火の海丸焼け全焼/(2沸沸ふつふつ澎湃ほうはいあふれる旺盛沸き上がる沸き立つ込み上げるたぎるみなぎるみなぎらす高ぶる発揚燃える燃え立つ鼻息が荒い血気にはや奮い起こす奮い立つもりもり隆隆盛ん鬱然勃勃油然ゆうぜん湧然むくむく気を吐くエネルギッシュ活発快活精力的あぶらが乗る水を得た魚のよう情熱的意欲的野心満満精彩元気活動的動的ダイナミックエナジェティック建設的積極的肯定的自主的発展的能動的計画的前向きポジティブ熱狂的熱情的白熱的激越狂熱熱烈烈烈熱血熱っぽい血が騒ぐ血気盛んパッショネートホットバイタルバイタリティー生き生き溌辣はつらつ生生せいせいビビッド奮って自発的主体的意図的進取進んで我勝ち我先我も我もしゃにむにアクティブアグレッシブ自ら身を以てダイレクト作為作為的あえてえいやっと我劣らじと強気強引押して努めて曲げて断固断然思い切ってるか反るか思う様思う存分存分思いのまま力一杯精一杯率先果敢惜しみない意気込む本腰腰を入れる入れ込むひたむき肩肘かたひじ張る勢い込む気張る張り切る腕が鳴る腕にりをかけるハッスルしたり顔自慢顔自慢たらしい胸を張る得意満面得意顔有頂天意気揚揚鬼の首を取ったよう欣喜雀躍きんきじゃくやく意気が揚がるどや顔手柄顔天狗になる見得を切る大見得を切る

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精選版 日本国語大辞典 「燃上る」の意味・読み・例文・類語

もえ‐あが・る【燃上】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 燃えて、炎が高くあがる。
    1. [初出の実例]「ほのほもえあがりてらうはやけぬ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)明石)
  3. 感情などが激しく高揚する。恋の思いがはげしく高まる。
    1. [初出の実例]「所詮彼は、例の一時に燃上(モエアガ)物狂はしい感情に激せられてゐるので」(出典:恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉一五)

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